心と体はつながってる体験*№1 断食の体験

ここでuedaが自らの体験を書こう。


僕は小さいころからアトピーを患っていた。西洋医学はもちろん、漢方や針を試したが治らない。
あるとき、思い切って断食を試みた。断食の指導もしているヨガの道場に約3週間滞在した。


しかし、僕は体がすっきりするよりも何か感情が乱れた。食べられないストレスからか、親元を3週間も離れるのがはじめてだからか?
今になって思えば、あの頃の自分は随分と子供だったなと思う。

感情が乱れたせいか、あるいは東洋医学で語るメンケン反応か、ともかく症状はひどくなった。そこで落ち込んだ僕をみんな慰めてくれようとしたのは解ったが、誰も僕の心にヒットしなかった。


期待が外れ、なすすべもない気分で僕は道場を去った。


その後、ある針の先生のところへ行き、断食道場での体験を語ったところ「君は意志が弱い」と片付けられ、それがショックだった。

なら、「僕はなぜ意志が弱く生まれついたんだろう」と心理学を学ぶようになり、瞑想もはじめた。


瞑想ははじめからなじみ、習いたての頃から毎日家で30分くらい座ることは苦ではなかった。この習慣は今でもずっと続いている。

だが、瞑想して心が静まり安らかな気持ちになるのに反して、なぜか皮膚の症状はひどくなる。不思議だった。ストレスが原因なら、心が落ち着けば症状は軽くなるはずなのに。

断食して感情が乱れるとか、心が静まって症状が悪化するとか、何か逆説的な体験から、心と体のつながりを感じた。